【S4最終644位, レート2003】イルカマン軸でサイクル戦がしたい【ポケモンSV】
暫くレンタル残しておくのでぜひ使ってみてください
”すかい”です。
シーズン4お疲れさまでした。
今回、最終順位は644位と目標にしていた3桁順位を達成することが出来ました。また、レートは2003と、インフレしたシーズン1を除くと初のレート2000超えを達成することが出来ました。第6世代からポケモン対戦をやっていて初めてのレート2000超えであったため、とても嬉しいです。
構築経緯
前シーズン、セグカミラッシャを始めとした対面構築を軸として対戦していましたが、自分が対面構築というものが苦手で肌に合わず全く勝てなくなり、酷いときは6桁順位に行きかけるほどでした。そこで、今シーズンは勝てなくても良いから自分の好きなサイクル構築で戦うことにしました。
これを元に様々なポケモンを試し、その中で一番楽しかったのがイルカマンだったため、このポケモンを用いた軸を構築の軸にしようと考えました。
次に、イルカマンによるサイクル構築を用いて結果が残されている構築を試してみて、その中で現環境でもある程度通用しそうだと感じたのが、イルカマン+チョッキジバコイル+ゴツメカイリューを軸とした構築であったため、これを構築の軸としました。
残りの3体については色々試行錯誤していき、キョジオーン+カイナ、コノヨザル、受けサイクルをある程度見れる残飯悪波大地サザンドラ、変身前イルカマンVSセグレイブの対面時に引き先になれるオボンHBベースハッサム、とりあえずクエスパトラの対策が出来て雑に強いハバタクカミを採用し、これが最終日1週間前の構築になりました。しかし、これだとテツノツツミがあまりにも重いのと、サザンドラがテラスタルを切ったときの動きが弱かったので、ここから解決策を考えました。
ここで、セグレイブをある程度見れる可能性があり(後述しますが実際は厳しいです)、エナジーツツミの身代わりアンコ等に一発で対策できる枠としてHBたべのこしニンフィアをハッサムの代わりに採用しました。
また、これだとまともな物理アタッカーがイルカマンしかいなくなるため、今のキョジオーン絡みの構築やクエスコノヨを見れる枠として、ろーずさんから教えていただいた隠密マントドラテガブリアスをサザンドラの代わりに採用しました。
最後に、ハバタクカミが襷だとステロを撒かれた後にテツノツツミや積みアタッカーに対抗できなくなるため、ニンフィアと合わせてこれらの対応が可能になるよう持ち物をブーストエナジーに変更して構築が完成しました。
コンセプト
・イルカジバコカイリューやニンフィアを絡めたサイクル戦をする
・展開構築に負けないようにする
・楽しくポケモンをやる
単体解説
イルカマン@こだわりハチマキ 格闘テラスタル
特性:マイティチェンジ
性格:ようき
調整:ASぶっぱ D4
技:ジェットパンチ クイックターン インファイト れいとうパンチ
構築の軸。今シーズン初めて使ってみましたがめちゃくちゃ楽しかったです。イルカマンの持ち物は最後までこだわりスカーフとどちらがいいか悩んでいて、格闘テラススカーフにすると初手にツツミを吹き飛ばせたり、水テラススカーフにするとハバタクカミに強くなったり実質的に上から殴れるリーチを上げることが望め、何より安定感が上がるといった強みはありますが、構築にステロ毒菱等の設置系の技が無く火力不足になることが多かったため、最終的にハチマキになりました。カイリューやテツノツツミ等きついポケモンはいるものの、出せば持ち前の火力で意外となんとかなる場面が多かったです。しかし、選出段階で無理だと思って裏選出で戦ってみたらイルカマンがいたら勝っていたという試合も多く、自身の練度不足を感じることも多かったのでもっと練習する必要があるなと思いました。最終日、マスカーニャ+カイリューが増えたことで選出機会が大幅に減ってしまいましたが、最終盤では刺さっている構築が増えてしっかり活躍してくれて、レート2000を決めた試合のウィニングショットも決めてくれました。
水技のリーチを伸ばすよりも、初手できついセグレイブを吹き飛ばせる可能性があるのとドドゲザンに強くしたかったため最速格闘テラスにしました。
ジバコイル@とつげきチョッキ 草テラスタル
特性:アナライズ
性格:れいせい
調整:HDぶっぱ C4
技:10まんボルト ボルトチェンジ ラスターカノン ボディプレス
軸ポケモンその2。環境に多くいる特殊アタッカー全般に強く、困った時はカイリューと合わせて選出していました。なお、テツノツツミに有利そうな面をしていますが、ご存知のとおり実際はメガネドロポンで余裕の確定2発なため、場合によっては後述するニンフィアの願い事を絡めたり、試合の状況を見てテラスタルを切ったり、「かわせ!!」をして対応する必要があります。また、無限に地面タイプが投げられ場合によっては即負けに繋がるため、ボルトチェンジという技の難しさを改めて痛感しました。
性格は、ミラー時に後攻ボルチェンがしたかったのとたまにミラーで殴り合う際に少し削れたジバコイルをボディプで確2にしたいため冷静にしました。
テラスタルは、地面半減と胞子族にある程度抗えるようにするため草テラスタルにしました。
最初構築記事で見たときは「HDで火力なんか出るんか?」とか思ってましたが、使ってみるとめちゃくちゃ火力高くてビックリしました。
カイリュー@ゴツゴツメット 鋼テラスタル→妖テラスタル
性格:わんぱく
調整:H196 B196 S116
調整備考
・Hを16n-1(実数値191)
・Bを11n(実数値154)
・Sを渦アンコカイリューミラー意識(もしかしたら準速70族抜き抜きまで振っても良かったかも)
技:ほのおのうず じしん アンコール はねやすめ
軸ポケモンその3。上2体と合わせることで色んなポケモンを見ることが出来ます。
今世代最強ポケモン。スペックが高すぎて色々な型がいますが、イルカマンだと削るのが難しいポケモンであったり様々な積みアタッカーを下からのアンコールで縛りたかったため渦アンコ型を採用しました。ほのおのうずの命中不安が気になりますが、どこぞのドロポンマンと違って外しても致命傷になる場面があまりなく試行回数が多いので許してました。
最初は素早さを準速ドドゲザン抜きまでしか振らずに特防にある程度振って、自身のテラスタル後のツツミのドロポンにも対応しようとしていましたが、あまりにも渦アンコカイリューミラーが多かったため素早さに多めに努力値を振りました。
テラスタルは、最初はフェアリー技や氷技、カイリューミラー時の飛行テラバや神速に抗えるように鋼テラスタルにしていましたが、最終日にドラテカイリューが急増したためフェアリーテラスタルに変更しました。
今世代はこのポケモンが最強だと思っているので、今後ともお世話になると思います。
ガブリアス@おんみつマント 炎テラスタル
性格:ようき
調整:A204 D52 S252
調整備考
補正無しC252眼鏡ハバタクカミの霊テラスシャドーボールを確定耐え
補正無しC252眼鏡テツノドクガのマジカルシャインを最高乱数切り耐え
上3体によるサイクルが厳しいキョジオーン絡みやクエスコノヨによる展開構築主にを見てもらいます。
この原案はdiscordにてろーずさんからいただいたものですが、最初に聞いたとき天才かと思いました。曰く、「通常の隠密マント剣舞ガブリアスでは、キョジオーンや取り巻きのアーマーガアが鉄壁を持っていたりすると止まってしまうことや、そもそも逆鱗という技をあまり打ちたくない。だったら、ドラゴンテールで流して次のサイクルで倒せば良い。」とのことでした。実際に使ってみると、受けサイクルは勿論のこと、初手コノヨザル対面剣舞がど安定になり、全クエスパトラを見てから対応できる等、見れる範囲が凄まじくめちゃくちゃ強かったです。今回は構築の補完として採用しましたが、性能が高すぎてエースとして使用する場面が何回もあり、今後も様々な構築で使っていきたいポケモンになりました。
テラスタルは、技範囲と氷とフェアリー技を意識して炎テラスタルにしました。
自分なんかが公開して良いポケモンなのか分からないぐらい強く今後メジャーになってもおかしくないと思っているポケモンですので、是非試して欲しいです。
特性:フェアリースキン
性格:ずぶとい
調整:HBぶっぱ S4
技:ハイパーボイス ねがいごと あくび まもる
当初は初手イルカマンVSセグレイブ対面の際、イルカマンの引き先として採用しましたが、実際は数値が足りないと感じる場面が多かったり、セグレイブがラムのみを持って積み技を持っていたりすると何も出来ずに負けたりすることがありました。そのため、この枠はブラッキーやハッサム、逆転の発想でキラフロルにするか最終日まで悩んでいましたが、このポケモンを外すとテツノツツミが非常に重くなるため外せませんでした。しかし、テツノツツミにめっぽう強く、願い事の汎用性が非常に高く柔軟な動きが出来たため、何気に選出率はかなり高かったです。今では採用して間違いはなかったと思っています。
テラスタルは、守ると合わせて眼鏡ツツミを見ることが出来る水テラスタルにしました。
ハバタクカミ@ブーストエナジー ノーマルテラスタル→鋼テラスタル
特性:こだいかっせい
性格:おくびょう
努力値:H132 B252 C100 D4 S20
調整備考
以下の記事を参考にさせていただきました。Twitterアカウントが分からなかったため確認が取れず無断での掲載となりますので、問題等があれば迅速に削除させていただきます。
技:ムーンフォース シャドーボール サイコショック ほろびのうた
ラス1で積んで全抜きしてくるポケモンやテツノツツミに有利を取りたいためブーストエナジーを持たせて採用しました。クエスパトラ、構築的に重いテツノドクガいたときや、このポケモンの通りが良いなと感じたら投げるようにしました。
特に語ることはありませんが、ニンフィアやカイリューと合わせて対数有利を取った後にラス1ほろびをしたり、アタッカーとして初手や後発で投げて荒らす等、とても万能で偉いポケモンでした。
テラスタルは霊を見れるノーマルにしていましたが、カイリューをフェアリーテラスタルにした都合上相手のカイリューの飛行テラバが重くなるなと感じたため、同タイミングで鋼にしました。
自分はクエスパトラやむらっけ持ちに負けるのが嫌なので、今後も構築にハバタクカミは絶対採用するようにします。
選出パターン
イルカマンの通りが良いとき
イルカマン+ジバコイル+カイリューを先に考え、無理そうなら適宜他のポケモンに変えます。大体ニンフィアが入ってきます。
イルカマンの通りが良くないとき
ニンフィア+カイリュー+@1。最終日全体を通すとこちらの選出の方が多かったです。ニンフィアとカイリューで場を作り、後発のハバタクカミ等で圧をかけます。
vsセグカミラッシャ
イルカマン+ジバコイル+ニンフィアで最初考えて、イルカマンが厳しそうなら代わりにカイリューかハバタクカミを選出します。
vsカバツキサーフゴー
イルカマン+ジバコイル+カイリューで大体良い勝負が出来ます。これに限らず、この構築にはほぼ確実にカバルドンが出てくるのでイルカマンを軸に立ち回ることを考えます。
vsクエスコノヨ
ガブリアス+@2。この並びを見たら大体どちらかから入ってくる人が多かったのでガブリアスを先発に投げても大丈夫です。
vs襷コノヨ+エナジーツツミ+全抜きエース
ガブリアス+ニンフィア+ハバタクカミ。コノヨツツミとセグレイブやクエスパトラが同じ構築にいたらほぼこれなので、先発ガブvsコノヨザル対面で剣舞後地震で突破→エナジーツツミにニンフィア後投げすると大体身代わり押してるのでハイボ圏内になるからそのまま突破→ラストのエースにハバタクカミを投げてほろびのうた打ってイージー出来ます。
vsキョジオーン軸(カイナドオーツツミ等)
ガブリアス+ハバタクカミ+ジバコイル(ニンフィア)。テツノツツミに気を付けつつガブリアスとハバタクカミで崩します。
vs毒びし+ドラテカイリュー
ニンフィア+カイリュー+ジバコイルorハバタクカミ。大体初手に毒菱要因が来るため、マスカーニャの場合はニンフィア、キラフロルやテツノドクガの場合はハバタクカミを先発に投げ、カイリューにテラスタルを切って渦アンコします。
重いポケモン
初手に出てくる高火力アタッカー
特にセグレイブやトドロクツキなどの高火力ドラゴンアタッカーが来ると、場合によっては何も出来ずに負けてしまいます。
挑発持ちトドロクツキ
カイリューで止まらないのでほぼ負けます。
型が多すぎて対策が分かりません。特に鉢巻飛行テラバがどうしようもない時があります。
マスカーニャ
裏にテツノツツミがいるとイルカマンがほぼ投げられなくなります。カイリューとニンフィアで誤魔化します。
感想とまとめ
最初にも述べた通り、個人的には大満足の結果となりました。前期の最終順位が5000位であったことを考えると、真面目に考えて対戦が出来たと思います。
しかし、このロムと同時進行でレートを上げていたロムで、勝てばレート2014という場面で明らかなプレミをして負けてしまい、それが無ければもっと高順位を取れていたと考えると少し悔しかったです。この他にも練度的に足りないなと思ったことが何回もあったため、今後は対戦数をさらに増やせるようにしていきたいと思いました(4~6月まで泊まり込みの新人研修があるので厳しいですが...)。
今後も、最終目標である2桁順位を達成するべく、少しずつ段階を踏みながら結果を出せるように頑張ります!!
感謝
ドラテガブの原案を下さったろーずさん
何かあればこちらまでご連絡下さい
Twitter ID: @TSKY_poke